超大手企業の営業研修とは

驚きの研修内容

プロジェクターに映し出された文字は資料と同じ。

これでは自宅で研修ビデオを見ているのと、なんら変わりません。

演壇の講演者は一体なんのためにいるんだ?
台本を読むだけなら、プロのアナウンサーの方が聞き取りやすい。

研修内容は、すでに私の予想をはるかに超えています。
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非常につまらない。

聴衆に興味を持たせながら伝えようなんて気は更々ないようです。
会話に引き込む営業トークとは全く正反対の伝え方。


商品説明はともかく、営業ノウハウは納得ができません。
ハッキリ言って時間のムダ。

この講演者は実際に営業を体験したことがあるのだろうか?

アプローチトーク

最初にアプローチで切り出すサンプルトークを聞いた瞬間、唖然!

たとえば飛び込み営業で挨拶をした直後の対応にしても、あまりにも不自然すぎる。

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「本日は新しい商品のご紹介にお伺いしました」

と挨拶をしなさい。

・・・そこまではわかります。

どうしても納得出来ないのはその次。

研修で指導されたトークは、いきなりこの質問です。

「今使っているのはなんですか?」

いくら何でも、これでは通用しないだろう?

言い回しや言葉の使い方の問題ではありません。
トークの内容です。

こんな営業トークを本気で推奨しているのか?

「君に答える必要はない! パンフレットを置いて帰ってくれ」

と言われるのは目に見えています。

この営業研修は机上で考えたとしか思えないような不自然なトークが延々と紹介され続けるのです。

そのまま外に連れ出し、近所の会社に2〜3件でもいい、立て続けに飛び込み営業をさせてみたい衝動を押さえるのに必死です。

これが大手一流企業で行なわれている「企業内研修」の実態なのでしょうか?

いい体験をさせていただいたと感謝しています。

この体験はその後の私の活動にとって、非常にいい勉強になっています。

工夫のしようがない

営業研修とは名ばかりで、実質は商品説明会です。

営業方法に関しては実行可能な実践的営業指導はありません。
書いてあるマニュアルを読み上げるだけ。

幸い私にはこれまでの営業経験があるので自分なりの工夫をすることも可能です。

しかし、問題は若いスタッフです。

営業経験が浅い彼らは工夫のしようがありません。
この研修で習ったトークをそっくりそのまま真似することが彼らに出来る唯一の方法です。

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一緒に働く仲間としてもかなり心配。

これでは通用しないだろうという不安を消すことができません。

まさか、会社が指導した営業トークや資料を廃棄させて、私が考案した方法を勝手に教えるわけにもいきません。

ちょっと乱暴な言い回しですが……。

この営業研修によって

・商品に関する知識は教えた。
・だから後は勝手に売って来い!

というスタンスである、という印象を強く植え付けられました。


もちろん、全ての大手企業がそうだとは言いません。
(※私が体験した超大手企業の7つの営業部門に限定)

しかし、私が派遣会社を通して潜入し、実際に体験した大手企業の営業研修は、どれも非常に類似しています。


>>>吉見範一と新人営業部隊が「いよいよ営業開始」(続く)


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