コンサルティング事例・歯科2

三代目歯科医の置かれた状況


開業したのは、先々代のおじいちゃん。
駅から離れた住宅街のど真ん中でドーンと開業。

その頃は、競争相手がいなかった。

町で一軒だけの貴重な歯医者さんです。
おじいちゃんの時代は行列ができる歯医者さんだったそうです。

お父さんの時代は行列はなかったものの、まだまだよかった。


それが三代目になった頃になると、周りの状況が全く変わってしまい、すっかり取り残されてしまったのです。


何歳くらいの患者さんが多いんですか?

「若くて60歳です」

うーん。高齢すぎてリピート率を考えると厳しいかも。

それと患者さんのクチコミ能力が問題です。

どこにも行かない。
だれとも会わない。

そんなライフスタイルの方々がメインなんです。


来院患者数を増やすっていっても……。

どうすればいいんだろう?

いよいよ荒療治開始!


そこで、私がオススメしたのが絵を描く練習です。

「先生、とりあえず絵手紙の教室に通ってくれませんか?」

「はぁ?」

先生はポカンとしてました。


「先生が絵手紙の教室に通ってくれるなら、コンサルします!」

そんなわけで、先生は絵手紙教室に通うことになったです。


「先生、来週までに物置を少し片付けておいてくださいネ」


次に、着手したのが内装を変えること。

儲かっていないので、極力お金をかけないことが条件です。

このままでは、ダメになるのを待つようなものです。
少しずつ変えていきましょうと提案。

全部撤去してください!


次々と指示を出しました。

待合室の中途半端に置いてある小物を全部撤去してください。
新しいデザインのその照明器具をレトロなデザインのものに交換してください。

昔のラジオのような、レトロ風にデザインされた最新型のCDラジカセを買ってください。

それと、フランクシナトラのCDも一緒に。


蛍光灯ペンダントは外してください。
天井直付けの、古めかしい照明器具に交換してください。

このふるいベンチにふさわしい、古いテーブルはありませんか?
ベンチはそのまま使ってくださいね。

このアルミサッシを隠したいので、スダレを買ってきてください。
ここに付けるための木製のブラインドを買ってきてください。

花瓶は全部撤去してください。
くずかごも、籐製品にしてください。


>>>吉見範一によってどのように歯科医院は、変身したのか?


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