Aさんは相変わらず「なぜ利益が出ないのか?」と頭を抱えていました。
経営がうまくいかず相談にくる社長にはあるパターンに当てはまることが多いんです。
Aさんも例外ではなかった。
問題はずばりハンドル操作です。
経営がうまくいっていない社長はハンドルを切るのを怖がるし、ハンドルを切る代わりに自分が現場復帰して営業に走りがち。
社長が自分で売りにいってしまう。
営業担当者、プラス社長も営業でがんばればもっと売れると考えるんですよね。
でもね。
経営者が自分で売りに行ってはダメ。
もっと売ろうとしたらどうするつもりなのでしょうか。
さらに多くの人が必要になるよね。
どうしたって人海戦術になる。
多少売り上げが上がったとしても人件費がかかりすぎて利益がでません。
結果、赤字路線を突き進むことになる。
何が足りないんだろう?
足りないというか、マーケティングの感覚がごっそり抜け落ちているんです。
これをやれば集客できるという手段がない。
こうすれば見込み客が絞り込めるというアイデアもない。
こうすれば見込み客をフォローできるというノウハウもない。
こうすれば見込み客はもっと詳しく知りたくなるという流れもない。
他社とは違って、自社はこういう企業なんだと、お客さんに記憶してもらいたいイメージがない。
見込み客の頭の中に他社にはない魅力、つまり独自性を訴求する販売戦略がないため、利益が出ないのです。
やっぱりハンドルをしっかり握って、グイっと方向転換をする必要があるんですよね。
なんてことを言い続けてきた。
最初はためらっていたけどやればできるんですよね。
Aさんがやっとハンドルを回してくれた。
ちょっと時間がかかってしまったけどようやく上向いてきた! (^^♪
ー 撮影場所と機材 ー
青森
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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