最初に白状しておきます。

自慢話をする年寄りなんて
ロクなものじゃない、というのは
よく知っています。

それを承知で、少しだけ。

当時、私がいた営業部隊は
全部で50名ほど。

5人チームが9つあって、
そこに事務スタッフがつく、
そんな体制でした。

そのうち15名を任され、
3チームに分けて動かしていました。

マネージャーになると
会議と報告ばかり増えます。

それでも時間をひねり出して、
毎日3人ずつ、
ひとり15~20分。

短くてもいいから、
必ず個別で話す時間をつくっていました。

売れる人も、売れない人も、
みんな何かを抱えています。

でも最初から本音は出てきません。

二巡、三巡と重ねるうちに、
少しずつ見えてくる。

その人の「得意技」です。

同時に、欠点も見えてきます。

 

 

でも、欠点なんて誰にでもある。

そこを直したところで、
せいぜい“平均点”に近づくだけです。

それ以上は、なかなか伸びない。

むしろ無理に矯正すると、
もともとの良さまで鈍ることがある。

だったら、やることはひとつ。

すでにある強い部分を見つけて、
そこを徹底的に伸ばす。

これのほうが、ずっと実践的です。

じゃあ、その強みはどう見つけるか。

「これが得意です」
なんて自分から言う人は、ほぼいません。

そこで使ったのが「振り返り」です。

うまくいった場面を、
とにかく細かく聞く。

すると、
「ああ、この人はここが強いな」
というポイントが、いくつも出てきます。

そのあとで、
「気になったところはある?」と聞く。

すると本人の口から、
小さな改善点が出てきます。

私は、うなずくだけ。

それで十分です。

人は、自分で気づいたことしか
本気では直しません。

そして気づいた人は、
勝手に伸びていきます。

 

 

結果として、
チームはトップの成績を出しました。

「いいメンバーですね」と
よく言われましたが、

特別な人材が
揃っていたわけではありません。

やったことはひとつ。

いいところを見つけて、
そこを伸ばした。

それだけです。

…… ちなみに。

欠点を直そうとしていた頃の私は、
いちばん成績が悪かった。

欠点なんて、放っておけばいい。
そのうち、自分で気がつく。

…… なんたって、
自分の欠点に、いちばん手こずったのは私ですから(>_<)

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

富山/高岡
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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