POPやキャッチコピーは、
専門学校で本格的に
習ってきたわけじゃないんです。
ただ、長い間、営業をやってきたから、
この方が振り向いてくれるかな。
このフレーズの方が
インパクトがあるかも。
記憶に残りそうだな。
そんなふうに、
人の反応をなんとなく
予測できるようになってきたのかもしれません。
店長さんに、
「なんか作ってよ」
って頼まれて、
「遊び半分でいいからさ」
という言葉に押されて、
それらしいものを作ったのが
きっかけでした。
たまたま最初に作ったPOPが当たって、
売り上げがグーンと伸びた。
これが良かった。
あれ、ひょっとして
いけるかも?
お調子者の私は、
そんな勘違いをすることができたんです。
特にこの4~5年で、
コツみたいなものが
なんとなく見えてきました。
弟子のブライアンと
共同で研究を続けてきたのも大きい。
コピーは、
時代感覚が大事だと言われます。
でも私には、
そのセンスはありません。
だから、
大企業がドドーンと掲げているような
カッコいいキャッチコピーは作れない。
っていうか、
そんな仕事を頼まれることなんて
まずないんだろうけどね(笑)
私の場合は、
研ぎ澄まされた「時代感覚」じゃない。
なんとなく感じる
「違和感」なんです。
とりあえず書き出してみる。
ジーっと見る。
そして、
「なんか違うな」
「これじゃない」
「ちょっとハズしてるな」
そんな小さな「いらだち」が、
より良いものを探す手がかりに
なっているような気がします。
だから、
一枚のPOPを作る時に、
パッとひらめいた
ワンフレーズ!
なんてものは、
ほとんど浮かんでこないんです。
大量の駄作を絞り出して、
並べて、
削って、
そこから少しずつ
完成形に近づけていく。
そんなやり方なんですよね。
まあ、早い話、
対面営業で使う資料を作る時と
同じことをやっているだけなんです。
それでも、
実際に売り場に置いてみて、
「あ、反応があった」
なんてことがあると、
メッチャうれしい。
これが、
今でも続けていられる
原動力なのかもしれません。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)
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