あなたが思い描いているような、
そんな魔法みたいなワザを
持っているわけじゃないんです。
そもそも、
勘違いしている人が多いんですけどね。
腕のいい営業なら、
どんな人にでも売りつけられる、とか。
なかなか買ってくれない人に
要領よく説明して、
だんだん欲しがらせて、
迷っているところを狙って
うまく説得して売ってしまう。
そんなことはやっていません。
そんなやり方をしていたら、
時間ばかりかかってしまいます。
それに、後になって
「こんなはずじゃなかった」
と思われてしまったら、
クレームにつながりかねない。
若い頃はバンドに夢中だったし、
学歴もないしね。
でも、世の中が高度成長期だったこともあって、
バンドでは食っていけない分、
あっちこっちの会社で
アルバイトみたいに営業をしながら、
渡り歩いていた時期があります。
振り返ってみると、
おおらかというか、
すごい時代だったな。
でね。
営業が元気な会社って、
優れた営業マンが
たくさんいるのかというと、
どうも、そうでもないんですよ。
会社のやり方がうまいんです。
集客に対する考え方が、
他とは明らかに違う。
自社のターゲット層に
ぴたりと合うイベントをやったり、
興味のありそうな人を集めたり。
そこから、
あの手この手で絞り込んでいく。
そして、
感度の高い人を対象に
営業担当者を行かせる。
その時点で、
ほぼ成約が決まっているようなものなんですよね。
よく言われました。
「売り込むんじゃねえぞ」って。
それよりも、
「欲しいと思っている人を集めるには
どうしたらいいか」
を考え続けろって。
営業に
「とにかく行ってこい」
としか言わない会社と比べるまでもなく、
そりゃ差が出るのは
当たり前だよね。
……と思った。
ー 撮影場所と機材 ー
東京/千代田区
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)
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