この列車は何を提供しているのだろう?
移動なのか、時間なのか、景色なのか、空間なのか。
モノとしては列車です。
でも、提供しているものは、単なる移動手段としての列車ではないっていうのは、わかりますよね。
この列車はここでしか体験できない価値を提供しています。
常に価値を考えください。
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例えば、あなたの手元にある筆記用具でも「価値を買う」って考えると、見え方が変わってきます。
ペンを扱っているお店はたくさんある。
百貨店、スーパーマケット、コンビニ、文具店、高級専門店、ペンの専門店、ディスカウントショップなどですが、それぞれ業態が異なります。
メーカーはどの業態の小売業に商品を卸すべきかを決めるとき、自社のマーケティング戦略を踏まえて選択します。
なぜなら、小売業態が異なると、店舗で扱われる商品やサービスの水準が大きく変わってくるからです。
同じ筆記具でも、専門店とディスカウントでは、お客様に求められる価値が違う。
商品が変わるのではなく、業態によって扱われ方が変わる。
商品は同じでも、接客のレベルやサービスも変わる。
商品は同じでも、そこに買いに来るお客様が求めている価値が変わる。
ブランドイメージが大きく変わってきます。
このように価値を中心に考えると、小売業態の選定が重要になってくる。
価値を考えると、見え方が変わりますよね。
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あなたはどんな価値を提供しようとしているのか?
真っ先に提供したい価値を決めてください。
先にモノを考えるのではなくて、価値を考えて、見せ方、伝え方、サービスの水準を決めます。
売り方を考えるのはそのあとの作業です。
常に価値を考えてくださいね!
ー 撮影場所と機材 ー
京都/京都丹後鉄道
Canon PowerShot G7X
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

吉見 範一(よしみ のりかず)

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