仕事が雑すぎるのもどうかなとは思いますが、丁寧すぎて困ることもあるんですよね。
Aさんはたいへん真面目な性格です。
ただ仕事が遅すぎて彼には頼めなかった。
商談用のツールを作るのに、なぜそんなに時間がかかるのか。
原因はハッキリしています。
やり直しが多いんです。
一枚目を細部まで作りこんでいく。
フォントの位置やサイズやカラーで悩んで、写真やイラストを何度も差し替えて、やっと最初の一枚が完成。
そして二枚目に集中する。
あーでもない、こーでもないと二枚目が完成すると、今度は一枚目と並べて交互に見ているうちにどうも雰囲気が合わないことに気がついて、また一枚目の修正が始まるんです。
そうやって作っては直しを何度も繰り返している。
最終的に完成したツールはとても美しいけど、ストーリーが弱かったりします。
商談ツールは芸術作品ではないので、相手が知りたいことにフォーカスしていればいいんです。
最初に手書きでいいので全体のラフを書きましょう。
やり直しでバタバタしている人は、全体像を見失ったまま試行錯誤を繰り返しているんですよね。
全体の構成を決めてから取り組む。
そのほうが、より実践的なツールがもっと短時間で完成します。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/中華街
PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)
「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/
経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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