架空の話です。

もしかしたらロープを作っている人は重さとか、強度とか、耐久性とか、そうした基本性能を重視しているかもしれません。

でも利用する人が評価したのは「ほどよい巻きグセ」だった。

なんてね。

こんな感じで、技術者から見れば「えっ!? そこ?」と思える部分が評価されていることって多いんです。

そこが作り手には見えにくいところ。

そして販売担当者が「そこ」を把握して上手にアピールすると商品力は何倍にもはねあがります。

・作り手が苦心したところと
・売り手が強調したいところと
・買い手が評価するところは

必ずしも一致しません。

だからおもしろい!

 

 

「どうやって売ろうかなぁ」と漠然と考えるよりも、なんたって強いのは観察と採集と試験です。

差別化しにくい商品を扱っている人が多くて、みなさん売り込みに苦労しているけど、意外な訴求ポイントを見つけようと思ったら調査は欠かせません。

デスクに座って、腕を組んで、たまに会議をして……。

そうやって「売り方を考える」より、むしろ「外に出て探す」ととらえたほうが実践的です。

あなたの頭の中を探すより、人の頭の中を探す方法を工夫したほうが意外な訴求ポイントを発見できる確率が高くなる。

 

 

ところで、今回のようによく市場調査の話をするけど「市場調査」=「マーケティング」ではありません。

市場調査はマーケティング活動の一部には違いないけどね。

マーケティングとは、これまでになかった「新しい市場を生み出す活動」のことなんです。

ただ、そんなに簡単に「新しい市場」はホイホイできるものではありません。

それに、調査によって生まれるというより、独創的な発想から生まれることのほうが多いんです。

その独創的な発想につながるヒントを提供してくれるのが調査です。

一緒に挑戦しましょう!

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

富山県
Canon PowerShot G7X

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰