分かる人にはよくわかるけど、わからない人にはさっぱりわからん。
これがコアなファンをつかむということになるんだけど ……。
商品に関する情報を発信するようになると一人でも多くの人に伝えたいと考えるようになります。
まんべんなく多くの人に語りかけるように発言内容を一般向けに調整し始める。
するとあっという間に平均的で模範的な、どこにでもあるような商品像ができあがる。
だれにでもわかってもらえそうな物って「普通の商品」に見えてくるんです。
特別なものには見えなくなる。
つまりそこから先で待っているのは価格競争の世界です。
それよりも一般に売られているものとはかなり違っていて、たとえば「上級者専用です」とか「過酷な状況でも故障知らず」とか、使う人や使う場所を選ぶけど、使ってみると最高のパフォーマンスを発揮すると分かって「ビビッ!」とくる人にはたまらない魅力のある商品に見えてくる。
一般受けはしないですけどね。
それでも使いたい人は手に取ってみたくなる。
「他とは違う」とわかると買ってよかったと思う。
使ってみるともう手放せなくなる。
次はもう他では買う気がしなくなる。
そして「やっぱこれが最高だな!」と買った人の頭の中にインプットされる。
コアなファンをつかむということはこういうことなんですよね。
ー 撮影場所と機材 ー
東京/千代田区/丸の内
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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研究するのはお客さんの未来です。
あなたの商品はお客さんにとって「どんな価値があるのか」を見つけましょう。
お客さんに価値のある未来を提供するために……。
吉見 範一(よしみ のりかず)
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