2015.09.16_31

 

この列車は何を提供しているのだろう?

移動なのか、時間なのか、景色なのか、空間なのか。

モノとしては列車です。

でも、提供しているものは、単なる移動手段としての列車ではないっていうのは、わかりますよね。

この列車はここでしか体験できない価値を提供しています。

常に価値を考えください。

例えば、あなたの手元にある筆記用具でも「価値を買う」って考えると、見え方が変わってきます。

ペンを扱っているお店はたくさんある。

百貨店、スーパーマケット、コンビニ、文具店、高級専門店、ペンの専門店、ディスカウントショップなどですが、それぞれ業態が異なります。

メーカーはどの業態の小売業に商品を卸すべきかを決めるとき、自社のマーケティング戦略を踏まえて選択します。

なぜなら、小売業態が異なると、店舗で扱われる商品やサービスの水準が大きく変わってくるからです。

同じ筆記具でも、専門店とディスカウントでは、お客様に求められる価値が違う。

商品が変わるのではなく、業態によって扱われ方が変わる。

商品は同じでも、接客のレベルやサービスも変わる。

商品は同じでも、そこに買いに来るお客様が求めている価値が変わる。

ブランドイメージが大きく変わってきます。

このように価値を中心に考えると、小売業態の選定が重要になってくる。

価値を考えると、見え方が変わりますよね。

 

あなたはどんな価値を提供しようとしているのか?

真っ先に提供したい価値を決めてください。

先にモノを考えるのではなくて、価値を考えて、見せ方、伝え方、サービスの水準を決めます。

売り方を考えるのはそのあとの作業です。

常に価値を考えてくださいね!

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

京都/京都丹後鉄道
Canon PowerShot G7X

 


yoshimi‐07-1200px

市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

 


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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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