シンプルでわかりやすい。
これが一番だというのも一理あるけど、ことはそうは簡単にはいかないことが多いんです。
どういうことかと言うと ……。
シンプルに抽出した要件だけをパッと出されると、パッとわかるけど記憶に引っかからないんです。
そこで売れる営業が頻繁に持ち出すのがストーリーです。
なぜならその方が記憶に残ることを知っているから。
きっとあなたも子供のころに聞いた日本昔話を記憶しているはず。
そもそもほとんどの人は意識していないと思うけど、だれもがストーリーで育っています。
なのでストーリーがあるほうがなんとなく親近感が湧くし、記憶にも残りやすいんです。
例えば ……。
ウチの猫です。
名前はトワ。
伝えたいのはこれだけ。
ですが、多分これだけだと「ふぅ~ん」で終わる。
ではこうやって伝えたらどうだろう。
–
保護猫だった。
この子と出会ったのは横浜市動物愛護センターです。
センターの若い担当者から「推定年齢は13歳です」と言われた。
人間で換算するとほぼ70歳くらいかな。
私たち夫婦の年齢を考えると可愛い子猫をもらっても最後まで面倒をみることができそうもない。
面会の部屋で初めてこの子と会ったとき、真っすぐ私たちに向かって歩いてきた。
そして目が合った。
この子がいい。
即決!
判断は間違っていなかった。
今はもうすっかりウチの子です。
名前はトワ。
–
何の変哲もないストーリーですが、これがあるだけでやっぱりなんとなくイメージが違ってきませんか。
そしておそらく、しばらくは覚えている可能性が高い。
不思議ですよね。
伝えたいことは「ウチのネコです」と「名前はトワ」の2点だけなんだけど ……。
ストーリーってやっぱり凄いパワーがあるんですよね。
営業担当者ならこのパワーを利用しない手はない!
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
Nikon COOLPIX P310
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お客さんに価値のある未来を提供するために……。

吉見 範一(よしみ のりかず)

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