ユニクロの敵はライバル企業なんかじゃない。
「高品質なのに低価格」という自社が作ったカテゴリーだ。
低価格戦略は低価格で売れる仕組みを持つことで成り立つ。
低価格で確保できる原材料の仕入れ先、低賃金労働者を雇える生産拠点など……。
他社にはない強い仕組みで市場に進出する低価格戦略は、短期間に出店させることを可能にしてくれます。
だが同時に「低価格」という企業イメージを定着させてしまう。
いったん浸透したイメージを塗り替えるのは大変です。
自社を応援してくれるファンがたくさん増えたからといって「低価格」を「高価格」に切り替えるのは容易ではない。
ユニクロは2014年からの値上げで、現在も客離れが進んでいます。
過去のユニクロを壊さなければ「高品質・高価格」は受け入れられない。
値上げ後は売り上げが落ち込んでいました。
「ユニクロでこの値段? 高すぎる」と受け取られたと考えられますよね。
高価格はこれまでのユニクロのファンが期待している価格ではなかった。
お客様の脳裏に焼き付けられた企業イメージ(ブランディング)は強力です。
自社に置き換えてみて欲しい。
あなたの会社はお客様からどんな企業だと思われているのだろう?
まさかとは思うけど「たたけば安く売る会社だ」なんてことにはなってないよね?
お客様の頭の中のイメージを切り替えるのは大変なんです。
もう一度聞きます。
あなたの会社はお客様にどんなイメージを持たれているだろう?
ー 撮影場所と機材 ー
青森
Canon PowerShot G7X
◆ この記事を書いた人
吉見 範一 (よしみ のりかず)
代表:= Y’s CLUB =
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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