ガッチガチに特許で守られた新製品でもない限り、あっという間にライバル企業に真似されてしまう。

セミナーに参加された経営者は、新しい企画の競争力の寿命がどんどん短くなっているとこぼしていました。

社内で勉強会を開いて、アイデアを絞り出し、様々な角度から検討して、試作を作り、市場で試し、修正を加えて……。

でも、そうやって一番乗りで新サービスを導入することにどれくらいの価値があるのか。

優位性はどれくらいの期間保てるのか。

投資に見合うだけの収益が見込めるのか。

悩ましいところですよね。

新製品や新サービスの企画は楽しい。

未来に向かっている感じがするし、「もしかしたら」という可能性を感じることもできるし、参加しているだけで気持ちも明るくなります。

特に発案者は期待が大きく膨らみやすい。

水を差すようですが、あえて言いたい。

経営者は新しい企画に着手する前に、どのような市場調査が必要かを冷静に考えてくださいね。

短期間で実現可能な企画であればあるほど、すぐに真似される可能性が高いんです。

 

自社で新規に開発するより、他社を真似したほうがコストがかからない。

後追いで新サービスを導入した企業が、少ないリスクで楽に儲けていた、なんてことも珍しくありません。

市場の規模やニーズの有無を確認することはもちろんですが、どれくらい真似されにくいかという参入障壁も視野に入れておくことをお忘れなく。

 

 

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

金沢
Canon PowerShot G7X

 

 

20160109_logo

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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