横浜
OLYMPUS PEN Lite E-PL5
LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.
自社の商品を待っているお客様はどこにいるのだろう?
限られた経営資源を効率よく用いながら、顧客の満足度を高めるという二つの目標を同時満たすために行うのが、セグメンテーション(市場の細分化)とターゲティング(対象の決定)です。
話が飛びます。
20代のころの私は『The Aynsley Dunbar Retaliation』をはじめとするブリティシュ系ブルースの影響を強く受けました。(注:音がでます)
そこを起点にして多くのサウンドに触れていくことになるのですが、最初に強くインプットした音楽から受けた影響は強力ですね。今でも新しい音楽を聞くと「レベルが高いか、低いか」の判断の前に「好きか、嫌いか」を無意識に決定しています。
理屈で考える前に気持ちが先に結論を出してしまうので、自分でもコントロールできないんです。たとえヒットチャートの上位にランクインされていようが、どんなに素晴らしいと高い評価を受けていても、好きになれないサウンドはすぐに聞かなくなる。
このように同じ音楽好きでもクラッシック好きもいれば、ジャズが好きな人とか、ROCKが好きな人もいます。最近はジャンルがもっと細分化されていて、たとえばジャズでもコンテンポラリーとか、フュージョンとか、クロスオーバーとか、スムーズジャズとかに分かれているらしいのですが私にはよくわかりません。
私が好きなサウンドはどんな名前がついているんだろう? おそらく私が聞きたい音はいくつかのジャンルにまとめられていると思います。もし、私が大好きなジャンルに出会えたら次々と購入してしまいそうで怖い (^_^;
もしあなたが、私が大好きなジャンルのサウンドを売っている企業だとしたらどうしますか?
私のような人を探し出す必要性がでてきますね。私がいそうな場所を特定しなければならない。となると、あてもなく歩きまわるより市場を細分化していくほうが探しやすい。演歌が好きな人が集まる場所は除外した方が確率が高そうだ。J-POPも違うな。クラシックも違う。こうやって市場をいくつかに切り分けて私がいそうな場所を特定していく。このように細分化していくことをセグメンテーションといいます。
自社の商品を求めている人はどこにいるのか? 実際の営業では小さなテストを繰り返して手探りで突き止めていくことになるのですが、闇雲に探しても確率が低すぎるので、ある程度予測して切り分けていきます。
細分化(セグメンテーション)した市場の中から、ここを狙ってアタックしようと決めることをターゲティングと言います。
中小企業の場合、あらゆる市場に「ヒト、モノ、カネ」を投入することは難しいので、新規開拓は市場の細分化で決まると考えてください。
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
▼ 新規開拓の問題点は、これで解決!
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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