福島県のあるリフォーム会社での話です。
高齢者向けのリフォームで新規市場を開拓するための「他社にはないプラン」を新たに計画することになった。
ぜひ相談にのって欲しいと依頼されました。
社長と営業部長と私の3人でアイデアを出しあったんです。
ところがすぐにネタが尽きてしまう。
そこで後日、入社3年目の営業担当者を集めて、私と一緒にアイデアを出してもらうことにしました。
ブレーンストーミングの効果は絶大でした。
その場に社長や上司がいないことが功を奏したのかもしれませんが……。
おもしろいアイデアがどんどん出てくる。
年長者にありがちな過去の実積にとらわれた発想ではなく、お客さんとの接触が多く、常に新鮮な情報に触れている営業担当者たちの柔軟な発想のほうがおもしろいアイデアが出てくる。
うまれたのはとてもユニークな提案だった。
そこで競争力になりそうなものや、実現の可能性の高いものから順番に優先順位をつけてもらった。
これを社長に報告。
私はその場で決めてもらいたかった。
ところが社長はもっと多くの社員の意見を聞きたいと会議を開いたんです。
会議でユニークなアイデアに色々な意見が追加されて、削られて、修正されて……。
みんなが「いいね」と思う形にどんどん姿を変えていった。
その結果どうなったと思う?
他社と同じようなプランになっていったんです。
これでは差別化にはならない。
みんなが「いいね」と思うものを目指せば目指すほど、平均化してつまらないものになっていく。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)
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