Aさんは自信があったわけじゃない。
ただこのまま何もしないでいるわけにはいかなかった。
そこで下手な鉄砲も数を打てば当たると信じて「自社でできるものは何でもやってみよう」と次々と新製品を作り続けています。
その結果、大量の在庫の山に苦しむことになった。
どうやって売ればいいのかと相談されたけど ……。
これらの製品の多くは多分手遅れ。
–
新製品を作る前に考えて欲しいのはどの戦略グループに参入するのかなんです。
品質の高いものを作って、さらに非常に高度なサービスを提供するグループに参入するのか、または品質にはこだわらず、きめ細かいサービスも無視して、とにかく安く売るグループに参入するのか。
もちろん市場にはその中間を狙うグループもたくさんあります。
それぞれのグループの中で多くの企業がしのぎを削っている。
どの戦略グループを選ぶにしても、もう少しターゲットを絞り込むことが大切です。
というのも利用者の笑顔が浮かぶくらい具体的に、そこまでピンポイントに絞り込むことで売り方も見えてくるからです。
漠然と市場に投入しても「モノが良ければ売れる」とか「安ければ売れる」なんてことはないんです。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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お客さんに価値のある未来を提供するために……。
吉見 範一(よしみ のりかず)
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