2014.09.11_28

青森ウォーターフロントエリア
Nikon COOLPIX P310

 

気が付くと、事務用品は近所の100円ショップで売られているものを利用することが多くなっていました。品質だって普通に使う分には問題がありません。十分これで間に合っていた。それでも買わなくなったものが徐々に増えてきたんです。

安くて、品質がよくて、色々と選べるのになぜ?

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市場が成熟して技術が標準化されてくると、どうしても似たような商品が量産されてきます。特徴がわかりにくくなって、画一化されて、どのメーカーの商品も同様の機能を備えてくる。

そうなると、より価格が安い商品が求められるようになるのは避けられません。

まして規格や仕様を統一して互換性を持たせた製品の場合、コモディティー化はさらに加速しやすい。

コモディティで成功するには価格が重要だ。低価格でも利益を得ている企業が勝つ。成功要因は、仕入れ、生産、流通がローコストでムダがないなど業務効率が優れている点があげられる。

と言われています。

ですが、営業担当者から話を聞くと、どうも市場はそれほど単純ではないらしい。

もちろん価格は重要ですが、それ以外にも

・安定した品質
・安定した品揃え
・納期の遵守
・大量一括購入の対応
・大口割引の交渉の余地など

価格以外の内容で勝負することが多い。

私も一般家庭用の配線器具(コモディティ商品)を売り込もうと小売店の新規開拓をしていたことがありますが、単なる低価格の訴求だけではなく、トータルで提供できるものを武器にすることで競争する余地を生み出していました。

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冒頭の事務用品を100円ショップで買わなくなった理由ですが、在庫が不安定で、リピート購入ができない商品が多すぎるからなんです。

仕事で使うとなると、どうしても低価格だけではお付き合いができないんですよね。

トータルで価値を生むという視点で自社製品をとらえてくださいね!

 

 

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市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
吉見 範一(よしみ のりかず)

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