横浜
OLYMPUS PEN Lite E-PL5
LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.
コーヒーショップで書類に目を通していた年配の方の後ろ姿を見て思い出した。
通信系の企業で営業所長を依頼されたときのことです。
一番面倒だったのが、部下の日報を読む作業でした。中身が全て「売れない言い訳」のオンパレード。営業マンたちも会社が「書け」って言ってるから書いているだけなので、どうしても中身のない作文になる。提出しろと指示を出している私も「なんてバカらしい作業をやらせているんだ」と思っていました。こんな日報なら要らない。
日報を読み始めると頭が痛くなる。機嫌の悪い顔を部下に見せるのがイヤで近所の喫茶店でまとめ読みをしていました。
途中から手書きの日報が廃止されてパソコンでの入力になったのですが「日報」の目的も、書かせる内容も、何ひとつ変わっていないから、キーボードで入力しても何の解決にもならなかった。
IT化された意味のない作業ほど厄介なものはありません。大金をつぎ込んでシステム化してしまうとお手軽に変更することができないんです。
とは言えIT化は必要です。慢性的に人材不足という課題を抱えている中小企業はIT化で大半が解決すると思っています。
IT化が問題なのではなく、社内の営業改革をやらずに、現状のままシステムを導入してしまうことが問題なんですよね。
経営者が企業をトータルでデザインして、営業革新を行った上でシステムを導入しないと、ただ単に手書きの作業がIT化されるだけになる。何もかもひとりで抱え込まないでコンサルタントを上手に利用してくださいね。
戻る 次へ
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
▼ 新規開拓の問題点は、これで解決!
『日本営業ツール研究所』のFacebook ページです。
ページの「いいね!」をクリックすると最新情報が届きます。

吉見 範一(よしみ のりかず)

最新記事 by 吉見 範一(よしみ のりかず) (全て見る)
- 対面営業に臨んだときは相手に対してまずその点を認め、そして ……。 - 2025年5月2日
- 人はそれを欲しくなってしまう - 2025年5月1日
- 疲弊する新人、変われない管理職。令和の営業組織に本当に必要な視点とは - 2025年5月1日