あなたの人生の中で受験ってどのくらいの期間を思い浮かべますか?
もちろん人によって様々だとは思うけど、高齢になって振り返ってみると「ああ、あの時期ね」と限られた短い時期だとわかります。
小売店の店頭でキットカットを見るたびに「絞り込み」というフレーズが頭に浮かんでくる。
「きっと勝つ」に重ね合わせて「キットカット」が広がっていった。
キットカットは売り方を考えるときのヒントとしてその存在がとても大きかった。
というよりも今まで何度も真似しています。
・「売る」というより「受験生を応援する」というポジション
・「広告」ではなく「クチコミ」を重視
・「メーカーの声」ではなく「一般の人の体験」を通して伝えるなど、マーケティングの参考書として貴重なヒントがあふれています。
受験という狭い範囲に絞り込んで考えることで、そこにいるターゲットが抱えている不安が見えてくる。
この勉強方法でいいのだろうか。
ライバルはどのくらいのレベルなんだろう。
受かる確率はどうなんだろう。
体調を崩したりしないだろうか。
そうした不安は神頼みでもいいから解消したい。
ほんの少しでもいいから安心したい。
何かにすがりたい。
という具体的な心を読み解いた。
そこに「これできっとうまくいく」という市場を生み出した。
キットカットは他にはない価値を創造して今まで存在しなかった受験マーケットを作り上げています。
商品を見せてもそれだけでは売れません。
対象が求めている「価値」を見せる。
価値とは使うとどうなるかを教えることです。
機能や性能や価格の前に、商品を通して「価値」を示す。
商品には見えない「価値」があることを発信する。
「価値」は絞り込むから見えてくる。
ー 撮影場所と機材 ー
青森
Canon Power Shot G1 X Mark III
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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