セミナー講師としての仕事が増え始めたころ、都内で営業セミナーを定期的に開催していました。
何度も熱心に受講していた営業担当のAさんがビジネス交流会に参加してみないかと誘ってくれた。
会場に足を踏み入れるとそこには少なくとも200人を超える人が集まっていました。
誘ってくれたAさんはいろんな人から声をかけられていましたが私はだれも知らない。
Aさんは「世界が広がりますよ」と言うけど本当だろうか。
社交的で知り合いが多い人は視野が広いかというと必ずしもそうでなかったりします。
会場内を見渡すとにこやかに挨拶をかわし、上手に社交辞令を使い分けて、なごやかな雰囲気で談笑しているけど、どうなんだろう。
視野が広い人って自分とは違う見方をする人とぶつかったときに考え方の違いに気が付いて理解しようとします。
人の話に興味を持つことはいいことだと思うけど、人に合わせてばかりで自分の意見がない人の視野は狭い。
多くの人と知り合えば視野が広がるのか、というとちょっと違う気がします。
セミナー終了後の懇親会でも一生懸命名刺を集めている名刺コレクターを見かけるけど、視野が広がるような「人とのつながり」って名刺の枚数に比例しないものなんですよね。
基本的に人は人と出会うことで視野が広がります。
だからといって数が多ければいいってものじゃない。
視野を広げてくれるのは視点の多さだし、視点の多さは、あなた自身が自分の意見を持っていて、人との違いに気が付いて、異なる考え方を理解しようとすることで増えていきます。
そのためには人と会うことも大切ですが、もっとも必要なのは自分と向き合う時間を持つことです。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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