1945年(昭和20年)から1982年(昭和57年)まで、横浜の本牧には在日米軍に奪われた広大な米軍キャンプがあった。
身体の大きな米兵たちが飲んだり踊ったりする人気のお店「ゴールデンカップ」はレストランバーでありながら、伝説のライブハウスと呼ばれ、今なお多くのファンが訪れています。
当時はまだ高校生だった私は怖くて入れなかった。
先日、営業時間外だから中には入れないのはわかっていたけど「まだやっているのかなぁ」って気になって50年ぶりに店の前を通ってみた。
やってた!
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米兵たちのリクエストは、アメリカでヒットしている日本人が初めて聴くリズム&ブルースが中心だった。
もちろん歌詞は英語。
テレビやラジオなどマスメディアを通して日本で聞かれている歌謡曲やグループサウンズではない。
米兵たちはアメリカ本土のバンドと同レベルのサウンドを求めていた。
要求されるレベルは圧倒的に高い。
日本で売れている有名なバンドでもおいそれと出演することができなかった。
なので、演奏が群を抜いてうまかった実力派のバンド「ザ・ゴールデンカップス」の独占状態だった。
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ベトナム戦争があった当時のこのお店のターゲットは米軍キャンプのアメリカ兵です。
超ニッチです。
しかも妥協が許されない。
超ニッチでハイレベルな要求に応える高性能な商品を提供してるようなものだ。
さて、あなたはどうする?
ライバルが多いマスマーケットに受け入れやすい「それなりの商品」を提供するか ……。
それともニッチだけど簡単には真似ができないくらい「その分野でダントツの商品」を用意して挑戦するか ……。
一般的に小さな会社は大手企業が手を出さないニッチ市場を狙った方がうまくいく確率が高い。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/本牧
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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