自分の農園で取れた果物で自作のジャムを作っているAさんは「味で勝負したいけど、この良さがなかなかわかってもらえない」と悩んでいました。
売り場に立って試食を進めても反応がイマイチで売り上げが伸びません。
他社のジャムを数種類並べて、同時に試食してもらえれば微妙な味の違いがわかるかもしれませんが単品だとよくわからないんですよね。
「美味しいですね」で終わっちゃう。
腕に自信のある人が陥りやすいのが「味で勝負」なんです。
味が良ければ勝てると思うのかもしれませんが、実際は同時にいくつも並べて食べ比べをしてみないとわからない人が多いんです。
だってお客さんの大半はジャムのシロウトですから。
ひとくち含んで銘柄とかランクを言い当てる人はとても少ない。
お客さんがわからない部分で勝負しても厳しい結果になりがちですよね。
なので、食べる前に手に取りたくなるかどうか。
その部分がとても重要になってきます。
キャッチコピーなど、他社との違いを表現する要素はたくさんありますが、まずはデザインです。
どのメーカーのジャムも見た目がよく似ていて違いがわからない。
パッと見てわかるようにしたいですよね。
ちょっと立ち止まって、お客さんにとっていいデザインて何だろうって考えてみませんか。
まずは見た目がいいこと。
これははずせませんよね。
次に開封しやすいか。
大きさや重さ、量は適切か。
購入後の保管場所に合っているか。
使いやすさとか持ちやすさといった使用感がわかりやすいか。
使い終わったら入れ物を再利用したくなるのか。
または廃棄が簡単なのか・・・など。
特に類似品が多い商品はデザインと同時に「購入したら何が期待できるか」をアピールするのを忘れないでください。
売り場の棚に並べられたとき、手に取ってみたいかどうかは味以外の要素で決まります。
もちろん品質がいいのは当然のこととして、作り手は商品そのものに目が行きがちですが、商品の中身以上に売り方の開発を優先した方が売れます。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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研究するのはお客さんの未来です。
あなたの商品はお客さんにとって「どんな価値があるのか」を見つけましょう。
お客さんに価値のある未来を提供するために……。
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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