昔話です。

あれは新規店を開拓して用意してもらった売り場の大きな什器にに自社商品を陳列している時だった。

ひと目で売価が分かるように全ての商品パッケージに値札ラベルを貼っていた。

ところが翌月になると量販店D社の売り場の責任者の指示で「お買い得品に見えるようにしたい」と、黄色の値札ラベルに赤字で印字してお買い得品に見えるように変更することになった。

例えば¥1,000 の商品は¥980 のように。

最初は商品を選んで少しだけ売価を下げた。

すると売り場全体の売り上げがあがった。

 

 

さらに翌月、気をよくした売り場責任者は全ての商品をセール価格に見えるように黄色のラベルで値付けして欲しいと言ってきた。

なるほど、これが量販店の売り方なのかとわかった気がした。

そして言われるがまま、ちょっとだけ値引きした黄色のラベルにつけかえた。

すると ……。

な、なんと、全商品を通常より安くしたのに動きが悪い。

結果、売り上げはガクッと下がってしまった。

価格に対する反応って面白いなぁと思った。

そこでちょっと他の方法を試してみてもいいですかとお願いしてやってみた。

試したのは比較です。

もっとも売りたい商品を選んで価格を下げたら「これは割高だな」と思える類似品をすぐ横に置いて比較できるようにしてみた。

これは予想以上にうまくいった!

比較って大事!!

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

横浜
Canon PowerShot G7X

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰