久しぶりに中野区のある雑貨店に立ち寄ってみた。
約20年ぶりに店長に会った。
店の様子はすっかり変わり、昔の面影はほとんどなかった。
話を聞いてみたところ、あの当時から何度もレイアウトを大きく変えているそうだ。
取り扱う商品も輸入品を増やしたり、食器だけに絞り込んだり、その時々の気分で変えたと言っている。
「顧客のニーズなんてわからないから、あてずっぽうなんだ」照れ臭そうに笑う店長の言葉が本心だとは思えなかった。
少し詳しく聞いてみたところ、やはり情報収集のためにあちこちの同業者の店に足を運んでいたそうだ。
都心の繁華街では閉店が多く、同じ場所に新規店舗が次々と生まれている。
取り扱い商品が従来と同じ店は出てこず、時代とともに変化し続けている。
同じ地域で営業している雑貨店が2軒閉店になった。
バブル崩壊とか、デフレスパイラルとか、世界同時不況とか、コロナのパンデミックとか、深刻な景気後退の時期にあの2軒は「今はジタバタせず、じっと我慢だ」などと言い、変化しようとしなかった。
変化して生き延びることを恐れている。
そうとしか見えなかった。
うちの店は景気後退と騒がれるたびに変えてきたけど、変えた当初はいつも批判された。
「この時期にそんなことやって、リスクが高すぎるだろ!」と言われた。
でも、変えてよかったんです。
あの当時は不安もあった。
しかし今は「現状を維持すれば失敗する」が確信に至ったと断言しています。
ー 撮影場所と機材 ー
中野
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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