鉄道に興味のない人は「あっ、電車だ」で終わる。
ところがマニアは違います。パッと見ただけで頭の中で大項目、中項目、小項目と分類していって、細部の微妙な違いを発見して「おおーっ!」って感動して写真に撮ったりもする。
ビジネスも似たようなものなんですよね。
プロは違いに注目して、素人は類似点に目がいきます。
慣れていない人は、商品の山を見て呆然とするだけ。
どれを見ても同じように見える。
違いがわからない。
だから差別化が必要になるんです。
でも、商品に大きな特徴がなかったらどうしますか?
その他大勢の中に紛れ込んでから選んでもらおうとしても、それではあまりにも確率が低すぎます。
商品に大きな特徴がなくても差別化をしたい!
–
商品と向き合う前に届けておく情報が決め手になります。
といっても素人に対して、プロにしかわからないような微妙な違いを訴求しても響きません。
マーケティングはお客様の頭の中が勝負です。
「うーん。やっぱりこの会社は他とは違うな。コンセプトがしっかりしている」と思ってもらうことが大切なんです。
わかりにくい小さな違いではなく、わかりやすいコンセプトの違いを発信する。
商品を手に取る前に、お客様の頭のなかに他社との違いを届けておく。
つまり、ビジネスに取り組む姿勢を前面に押し出すということなのですが、それが看板になる。
ここでいう看板とは物理的な看板ではなく、企業の考え方をはっきりと打ち出すことを指しています。
そのためには、わかりにくい商品の微妙な違いではなく、世の中にどのように貢献できるのかという他社との考え方の違いを打ち出すほうがいい。
あなたはどんな会社だと思われたいのか。
ここを真剣に考えてください。
なぜなら、どんな会社だと思われたいのかを明確にすればするほど自社の特徴が浮かび上がってくるからです。
ー 撮影場所と機材 ー
新川崎
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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