「どうやったら商談の場が盛り上がるのか」
「どうやったら面白いトークになるのか」
「どうやったらもっと興味を引き出せるのか」
ついここに意識が向いてしまう。
そうじゃないんだよなぁ~。
一応トークの用意はするけど、商談は話し手が自分に都合のいい場を作るわけじゃない。
いい雰囲気を生み出すために欠かせない最大の要素は商談相手です。
こちらのトークを聞いている相手が商談の場を盛り上げていく。
場の雰囲気を決定するのは話し手ではありません。
場をコントロールしようという発想を捨ないと上達しないよ。
–
でも、わかりにくいだろうなぁ。
誤解させちゃうかな。
どうやって説明したらいいものか……。
そうだ。
落語を聞きにいくといい。
プロの噺家さんが演じると同じ演目でも、お客の質によって場の雰囲気が全く違ったものになります。
場の雰囲気は噺家さんがコントロールするわけじゃないんです。
会場の雰囲気を決定するのはお客のレベルです。
寄席に何度も通ってみるとよくわかる。
まだ経験の浅い噺家さんは会場の雰囲気に合わせることなく一方的に話を進めていく人が多いですね。
それなりに会場の雰囲気に合うときと、全くはまらないときがある。
ところがお師匠さんクラスの噺家さんになると、どんな雰囲気でも、その場の空気に溶け込むように自分の世界を見せてくれるんですよね。
その会場の空気をあるがまま丸ごと抱え込んで独自の世界に引き込んでいく。
私がこんなハイレベルなことをやろうったってムリです。
できるわけがない。
だからやりません。
–
場の雰囲気を決定するのは話し手ではなく商談相手です。
トークのテクニックを駆使して誘導しようなんて考えるな。
下手に手を出すと深みにはまりますよ。
それに場の雰囲気が思い通りにできないからといってうろたえる必要はありません。
それよりも相手の意向をしっかりと聞き取ることが大切なんです。
ー 撮影場所と機材 ー
青森
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)
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