商品コンセプトを考えるときはとにかく立派なものにしなければならない。
なんてことはありません。
できれば立派なコンセプトのほうがいいのかもしれませんが、その前に検討して欲しいことがあります。
それは「顧客にとってどうなのか」をセンターにドンと置いて考えることです。
あなた自身が顧客の立場に立ったとき、それって「本当に欲しいもの」なのか、あるいは「本当に面白い」と思えるものなのか。
「顧客の立場に立つ」というとき、どうも勘違いしている人が多い。
「顧客の立場」というだけで、頭の中で実在しない人を勝手に作り出して、都合よく想像しているだけになっていませんか。
「顧客の立場に立つ」ときはまずは自分が買うとしたらどうなんだろうというところからスタートしてください。
次に実在する顧客だったらどうだろうと考える。
そのときリアルな顧客をイメージできないと先に進めません。
だれに提供したいのかが明確になっていないコンセプトは曖昧になるからです。
立派なコンセプトづくりを目指す前に「自分が買うとしたら」からスタートして、次に既存顧客の中のだれを振り向かせたいのか、だれの未来を変えたいのか、だれにどんな体験をしてもらいたいのかを考えます。
想定する顧客を具体的に絞りこんだら紙に書いて壁に貼ってください。
常に目にすることができる位置にセットしておくこと!
そこから離れてしまうと、だれも振り向いてくれないコンセプトになりやすいからです。
何をやるにしても商品コンセプトがはっきりしていないと、販売戦略も販促活動も、デザインも何もかもが中途半端になってしまいます。
マーケティングに欠かせない商品コンセプトは「だれ」を目に見える形にしてから考えてくださいね。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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