35年ぶりにバンドを組んで新しいベースを購入したけど、改めて「時代が変わったなぁ」って実感しています。
時代によって市場を細分化するときの軸そのものがどんどん更新されていく。
昔はベースを買おうと思ったら、ほとんどの人が最初にメーカーを決めた。
それからどの機種にするかを選ぶ。
たとえばフェンダーが好きな人は、ジャズベースを選んで、それからネックの材質や本体の色を選ぶという感じです。
販売する側も、メーカーという軸を使って振り分けて考えることができた。
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でも今はメーカーが増え、機種が増え、用途もそれぞれ特化しています。
あまりにも多すぎて最初の軸はメーカーから国で選ぶようになってきました。
私みたいに最初に「日本製にするぞ」って決めて、そこからATLIER Zとか、IBANEZとか、SUGIとか、FUJIGENとか、YAMAHAとか……。
生産国の軸から、メーカーの軸へ、そして機種へと進んでいきます。
選び方が変わった。
お客様が求めている情報も細分化されて種類が増え、内容も変わりました。
もちろん好みの問題もあるので売り手が思っているほどスッキリしませんけどね。
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売り手の都合とは関係なく、細分化の軸はどんどん更新されています。
これはもう戻ることがない。
そして細分化の軸はどの業界でも更新され続けています。
こんなに競争が激しくなってきたら「もっと情報発信が必要だ」ってみんな知っていますよね。
でも自社製品だけを見つめて市場を細分化してターゲットをセレクトしても、お客様が商品を選ぶときに使う軸からずれてしまうことがある。
だれにどんな情報を発信するのか、どの軸からスタートするかを予測してマーケティングを設計してくださいね。
ー 撮影場所と機材 ー
中央区/銀座
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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