ベースの弦はどれを使っているのか。

こう聞かれて「これだよ」って答えることもあるし、答えないこともあります。

私が気分屋で、根性が曲がっていて、意地悪だからではありません。

相手を見て判断しています。

というのも、ベースの弦ってビールとよく似ていて、好みがあって意外と変えたがらないんですよね。

ベースの弦は楽器屋さんにいくとビックリするくらい種類が多くて選ぶのが面倒になってくるくらいそろっていて、文字通り選び放題です。

それでも同じ弦を使っている人が多いんですよね。

ずーっと長く使っていて、新品に交換するとまたいつもの音がして、感触も好みだったりするとその弦がその人にとって一番引きやすい弦になる。

ビールもあんなにいろんな種類があるのに、一度「これうまいな」って気に入って何度か続けて購入すると浮気をせず、ずっと同じビールを飲み続ける傾向があります。

私はお酒が飲めないけど、ビールは嗜好性がとても強いということは知っています。

そして毎日飲む人ほど他の銘柄にスイッチしたがらない。

そのあたりがベースの弦とよく似ています。

 

 

おもしろいのは、気に入ってる弦の長所はよく覚えていても、他社の弦の長所は話を聞いて「へぇ~、そうなんだ」と納得してもすぐに忘れてしまうことです。

感性とか、表現したい音とか、自分の奏法に合っていると思い込んで使い続けている弦の長所はしっかり把握しているのに、話を聞いただけの弦の長所はすぐに忘れる。

弦も、ビールも、乗り換えてもらうのは大変なんです。

他社製品を使っていて、自社製品の長所なんてすっかり忘れている人に向けて宣伝して、DMを送って、チラシを渡して、サービス券を配ったりしても、だれも振り向いてくれません。

ベースの弦は、ベースを弾く人がターゲットだけど、新規の顧客を開拓しようとしてもかなり難しい。

となると新規の顧客を増やすにはどうすればいいのだろう。

 

 

情報提供をする相手は、滅多に弦を乗り換えてくれない人ではなく、ずーっと使い続けてくれている自社製品のファンです。

自社のファンを手放さないように手を打つこと!

まずはそこからスタートしてくださいね。

他社に乗り移らないように、情報発信を続けることがとても重要なんです。

ただし、これは囲い込みとはまったく違います。

情報発信の目的は「ファン」を「熱心なファン」になってもらうことなんです。

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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