新人に対して、放任主義がいいのか、それとも厳しく管理したほうがいいのか。
私の経験では「範囲の指定」がベストでした。
若い頃のバンドでの体験談です。
最初はプロのミュージシャンの中に放り込まれたアマチュアだった。
プロはアマチュアとは出てくる音が全く違います。
それに桁違いにうまい。
人前で演奏する経験のなかった私はステージどころか練習でもビビリまくりです。
当時は地元にいるフリーのベーシストの数が極端に不足していて、いいメンバーが見つかるまでのつなぎの「なんちゃってベースマン」として参加していました。
ところがある日突然ライブが決まったからとステージに引っ張りだされることになった。
プロの中におまけで参加しているアマチュアなのに ……。
日程が決まったと言われただけで、そりゃもう心臓はバクバク。
足はガクガクの状態です。
そもそも練習の時に「このフレーズでいいのか?」といつも不安だったけど、メンバーはだれ一人文句を言わない。
ベースのパートは任されていました。
任されるというのは、好き勝手にやってもいいということではありません。
任された範囲が明確でした。
ドラムとのコンビネーションを台無しにするような演奏は許されない。
でも、その範囲なら自由に挑戦できた。
まさかこのときの経験がのちに営業所長になった時に生かされるとは思ってもみなかった。
営業所長をやってくれと依頼されたときは戸惑いました。
新人を育てて欲しいと ……。
そんなことやったことがないし、やり方もわからない。
でも受けたからには結果が求められます。
さて、どうする?
かつてアマチュア時代の私が経験したように、メンバーに役割を振って、範囲を明確にして任せることにしました。
管理職を経験したことがない私はこのやり方しか思い浮かばなかったから。
でもね。
任せただけだとだいたい失敗します。
そこで日程を決めてチェックしていました。
チェックは抜き打ちにはやりません。
これをやると社内が暗くなります。
範囲を決めて、任せて、定期的にチェックする。
これに徹した。
すると半年もしないうちに、それぞれの役割が機能していい感じにまとまってきました。
管理職になったとき、部下に仕事を任せるときは放任ではなく範囲を明確にして任せるスタイルをオススメします。
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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