今回は、期待した成果を得られませんでした。
面白いアイデアだと思ったのですが。
他社の資料も色々調べ、切り口がかぶらないようにしたつもりでした。
そもそも差別化が難しい商品であることは承知しています。
だからといって、成果が出なかったとは言いたくありません。
そこで、他社とどこが違うのか、社長も交えて営業担当のみんなと意見を出し合ったのです。
それを形にしたのが、この販促用の資料だったのですが……。
このような結果になるとは、予想外でした。
何が問題だったのでしょうか?
実は、今回の販促資料に私の意見は採用されませんでした。
私の提案は絞り込みが強すぎて、該当する企業の数が極端に少なすぎて反応は期待できないと、言われてしまったのです。
確かに、みんなで意見を出し合って作った資料のアイデアは面白いのですが「みなさ~ん」と呼び掛けているような、ターゲットが曖昧で市場全体を網羅しようとしている。
その代償として、どの企業に響くのか分かりにくい資料になっていました。
結果、残念ながら反応はゼロでした。
このような場合は、販促資料の作り方の原点に戻るのが一番いい。
営業担当者に持たせる販促資料には基本的な形があります。
最初に既存顧客が困っていた問題点をあげます。
それも実在の企業が抱えていた課題に焦点を当てて、もっと具体的に、当事者が語っているセリフをそのまま使う。
自社の商品を使う前の様子をリアルに語ってもらいます。
この課題は、これじゃないと解決できない。
だから、これを選んだ。
と、具体的な選ぶ理由を事例で紹介します。
資料のフォーマットは、基本的な構成でOK!
奇抜なアイデアで、目立つからとか、面白いからとか、変わっているからという視点で作った販促資料は、残念ながら反応がなかったので、今度は基本に立ち返って作り直してもらいました。
その結果は……。
ありました!
反応が!
期待していた問い合わせがあった!
基本に立ち返ることの重要性を改めて認識しました。
ー 撮影場所と機材 ー
青森
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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お客さんに価値のある未来を提供するために……。

吉見 範一(よしみ のりかず)

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