「セミナー講師をやりたい。自分に肩書きをつけなきゃ」

…… なんて、息巻いていた彼。

2年ぶりに再会したら、まだタイトルが決まっていなかった。

「どんな案があるの?」と聞けば、出てくるわ出てくるわ、10個以上の候補がズラリ。

なのに、彼の名刺にはそのどれもが刻まれていない。

決めかねて、立ち止まって「どうすりゃいいんだ!?」と頭を抱えて固まったまま。

たぶん、みんな「名刺は一度に100枚作るもの」って思い込んでませんか?

まずはそこを疑ってみる。

10枚、いや20枚でいい。

Amazonで厚手のA4名刺用紙をポチって、家のプリンターで自作しちゃえばいいんです。

とりあえず作った「仮の自分」を人に渡して、反応を見る。

意見を聞いて、また直す。

 

 

結局、自分のことなんて、自分じゃ一生見えないんですよ。

なら、人の目を通した「鏡」を見るしかない。

「考える」のをやめて「誰かの反応を見て選ぶ」という、ちょっと無責任な感覚でいい。

そうやって何度も脱皮しているうちに、しっくりくる自分が見つかるものです。

世の中には一発で正解を引く天才もいるけれど、私たちは凡人らしく、泥臭く試行錯誤を楽しめばいい。

あっ、そうだ。

もう一つ、ちょっと面白いコツがあった。

「10年後の自分」の名刺を作ってみること。

人間の脳って不思議なもので、具体的なゴールが目の前にあると、勝手にエンジンがかかる仕組みになってる。

このメカニズム、利用しない手はないですよね。

……えっ!?

私の10年後の名刺?

いや、10年たったら84歳ですよ。

現役バリバリどころか、もしかしたら「仏様」としてデビューしてるかもしれない。

そっちの肩書きの反応を見るのは ……。

さすがにちょっと怖いかな(ーー;

 

 

 

Canon PowerShot G7X

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰