ネーミングの相談を受けることがあるんですが、
私が「新しい名前そのもの」を提案することは、
基本ありません。
代わりにやっているのは、
「どうやって名前を決めていくか」の
相談に乗ること。
私の中では、だいたいこんな順番で進めます。
1.まずはキーワード探し
2.そこから候補を出す
3.最後は「音」でふるいにかける
最初はキーワード探しからスタート。
「なんでそれがキーワードとして出てきたの?」
をじっくり聞いていくと、
だいたい面白い話が出てきます。
苦労話とか、迷ったポイントとか。
特に開発中の話は、聞いていてほんと面白い。
・なぜ、この商品を作ろうと思ったのか
・どんな失敗があったのか
・使ったらどうなるのか
・お客さんが思わず言いそうな言葉は何か
機能や性能がパッと浮かぶフレーズって
魅力的なんだけど、検索すると、
だいたいもう誰かが使ってたりするんですよね。
かといって、突拍子もなさすぎると、
今度は商品から離れちゃう。
もうひとつ大事なのが、
社長(というか作り手)の思い入れ。
熱量、と言ってもいいかも。
商品そのものを説明する名前も
アリなんだけど、
どうしても「ありふれた感じ」に
なりやすいんですよね。
なので私は、
「作ろうと思った理由」と
「製品化までこぎつけた熱量」を大切にしています。
商品名というより
“新しいカテゴリーの名前”を
つけるつもりで考えてみませんか?
と、提案します。
その前提で、
まずは浮かんだ言葉をふたつ出してもらう。
さて、出てきた2案。
どっちを残すか。
ここで私が最初に見るのは、実は「音」です。
どう聞こえるか、
聞き取りやすいか、
パッと聞いたときに何を連想するか。
文字で見るとカッコいいのに、
音で聞くと「うーん…」ってなるやつは、
迷わず外します。
そうやって、まずひとつ残す。
次に、3つ目の候補を出してもらって、
また声に出して確認。
結局、最後まで「音」でチェックします。
いくつか並べてみるけど、
やっぱり最後も「音」。
別に、私がベースを弾くから
とかじゃないです(笑)
たとえば「ねえ、あれ買ってきて」
みたいな会話が起きたとき、
頭に飛び込んでくるのって、
文字じゃなくて音なんですよね。
商品名って、まず音で広がっていく。
だから「音」の感触は、
けっこう大事にしてます。
音の話で思い出すのが、
たとえば「キットカット」。
「きっと勝つ」を連想してもらうために、
音のニュアンスを寄せたっていう、
あの有名なやつですね。
あれって、「キットカット」という
音が先に立ってるからこそ成り立つ
見せ方だと思うんです。
(もちろん、商品名が「きっと勝つ」から生まれたわけじゃないのは分かってますけどね。)
いずれにせよ、
ネーミングは「音で勝負」って視点、
意外と効きます。
ネーミングで迷ってる人がいたら、
とりあえず候補を声に出して読んでみてください。
決め手のひとつになると思います。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)
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