横浜
OLYMPUS PEN Lite E-PL5
LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.
首都高速の高架下を流れる横浜元町の中村川に差し込む光が川面を2色に塗り分けていました。この川の右側が中華街で、左側が元町商店街。一本の川をはさんで右と左では、まるで違う世界を探検できる。
元町商店街の顧客ターゲットと、中華街の顧客ターゲットはどう違うのだろうか? きっとそれぞれが期待しているお客様のイメージがあると思いませんか。商店街の雰囲気が大きく異なるから全く同じだとは考えにくい。
ところが……。
私は両方の街を利用しているけど、自分がどちらか一方のターゲットだとは思っていません。「この人はウチのターゲットだ!」と顧客を分けているのは売り手の都合ですよね。こっちのお客様だとか、あっちお客様だとか、まるで名札でもつけているかのように振り分けることにあまり意味がないんです。
まず市場を切り分けて(セグメーンテーション)、分けた市場のどこを狙うかを決める(ターゲティング)。そうやって絞り込んだら、次は他社との違いを記憶してもらう。それはお客様の頭の中の「どの位置」に「どんなイメージ」をインプット(ポジショニング)してもらうかという作業です。
しっかりとお客様の頭の中の特定の位置に自社のイメージを焼き付けてもらえれば(ブランディング)、お客様が川の向こう側にいようが、こちら側にいようが関係ない。どこにいても自社の商品が欲しいときはいつでも思い出して購入してくれます。
お客様の頭の中のどの位置を取るか。自社を独自のポジションに記憶してくれるお客様をどうやって増やしていくかを考えます。
そのとき、自社に有利な市場を創造していく(マーケティング)活動を勘に頼っていては成果が出しにくい。今はモノがあふれているのでお客様の好みが細分化されています。市場を創造するために必要な情報は可能な限り詳細に調べる必要があります。これを手作業で集計するのは大変ですよね。
私がIT化を真剣に考えるようになったのはそうした理由からです。勘ではなくリアルなデータをコツコツ集めて、お客様の動向を詳細に調べて新規顧客を開拓していく時代なんです。
こちらの動画では中小企業がどうやって市場を創造していけばいいのかを無料でご紹介しています。
また、私が実際に取り組んだマーケティングの手法を詳細に解説するセミナーもご用意しました。勘ではなく試行錯誤を繰り返しながら中小企業に有利な市場を創造するノウハウを公開します。実践可能なヒントを掴んでください。
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
▼ 新規開拓の問題点は、これで解決!
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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