散歩コースの途中、このマンションの前を通るたびにいつも思う。
なぜ見てしまうのだろう?
知り合いが住んでるわけでもない。引っ越すつもりもない。別に用もないし興味もないんです。でもつい見てしまう。
そういえば、何年くらい前だろう。
初めて見たとき「他のマンションと顔が違う」と思った。好きとか嫌いとか、センスがいいとか悪いとかではなくて、単に「違う」と思った。
人は「他と違う」と認識しただけで記憶に残りやすいんですよね。ここがポイント。
あれからこの前を通るとつい見てしまうようになった。そのたびに記憶の補強をしてるんでしょうね。
これを商品に置き換えると、人は記憶しているものから選ぶので「他と違う」ものが売れるようになる。
なぜなら、人はまだ使ったこともない商品の中身よりも「違い」の方が強く記憶に残りやすいから。
ところであなたの商品の見せ方は、他とどこが違うの?
まさか他社と同じようなこと言ってませんよね?
・広範囲にわたる多種多様なニーズに対応
・お客さまの様々なご要望にお応えしています
・豊富なバリエーションをご用意しました
・特殊仕様にも対応いたします
・より高性能、高機能を実現しました
とかね。
このように他との違いがわからない、まったく意味のない訴求をしていると「その他」の中に溶けこみやすいんです。
つまり大企業が有利な「価格競争」の土俵にノコノコと乗ることになります。しかも製品ばかり見て、売り方を何も考えない人ほど、安易に値引きをやりたがる傾向が……。
経営者が探すのは、モノを中心とした、機能、性能、品質、価格ではなく「他と違う」点です。
他との違いを探すことが商談ツールを作るための入り口です。
もう一度聞きます。
あなたの商品の見せ方は、他とどこが違うの?
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
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このままでは将来が不安だ。
あと何年続けられるだろうか。
私のところに相談にくる経営者たちは、みんな同じ悩みを抱えて、ひとりで苦しんでいました。
大丈夫!
まだあなたが試していないこんな方法があります。
今回は様々な事例を中心にご紹介します。
お金をかけずにお客様を引き寄せる中小企業のための販売戦略
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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