2015.08.18_12

 

1980年代まで秋葉原は家電の街だった。

家庭用電気製品を買いに訪れる家族連れの街だった。

ところがバブルの崩壊や郊外型大型家電店の台頭とともに家族連れがぐっと減り、秋葉原の電器店に危機が訪れる。

そこで秋葉原の電器店は、他店ではまだまだ扱いの少なかったパソコンに目をつけた。

当時のパソコンは Windows もない、マウスもない、ハードルの高い製品です。

電気の街からPCの街に姿を変えていく。

そこに集まるマニア層の客に目をつけたオタクショップの進出。

アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が、映画化とともに大ブームとなって、都内各地に散らばっていたフィギュアや漫画同人誌を扱うようなお店が秋葉原に出店してきた。

2005年の『電車男』で「秋葉原=オタクの街」というイメージが定着していく。

ここで再確認して欲しいのは、時代の変化とともに、商品には寿命がある という点です。

すべての商品には明確なステップがあります。

そのステップごとに課題があって、マーケティングの戦略がそれぞれ異なります。

導入期は市場に投資してもあまり利益が期待できません。

それでも商品が認知されるようになり、次第に売れるようになってきます。

成長期は市場が拡大します。

売上が増える。

同時に競争相手も増えます。

投資を増やして積極的な販促活動を行う段階です。

● やがて市場は成熟期を迎えます。

市場はピークに達し伸びはなくなります。

この時期はシェア確保の戦略に切り替えていきます。

● そして衰退期に入ります。

市場は縮小していきます。

新規のユーザーを開拓する営業はほとんど効果がありません。

それよりもシステムを構築して、利益を確保する戦略が必要です。

時代は変わります。

市場は変化します。

市場のステップに合わせて戦略を変える 必要があります。

マーケティングを考えるときは、自社が今どのステップにいるのかを冷静に把握してから設計してくださいね (^_-)-☆

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

秋葉原
Canon PowerShot G7X

 


yoshimi‐07-1200px

市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

 


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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
吉見 範一(よしみ のりかず)

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