2015.09.16_14

 

アンケートの記入項目で「ご自由にご記入ください」というのをよく見ますが、そう考えるとこの絵馬もアンケートのひとつですよね。

絵馬に書いた人たちはいったいどんなことで悩んでいて、どんな夢を実現させたいと思っているのか……。

事実を集めることが課題解決には欠かせません。

ところが、企業がアンケートや面談による市場調査を実施しても、答えが見つからないことがあります。

その多くは情報を集めている当人が事実を無視してしまうから。

ん! 集めている人が、集めない?

それって、どういうこと?

よくあるパターンは……。

自分が考えていることと同じ発想の事例ばかり探しまわって、他の情報を無視してしまうことです。

・自分の行動を正当化する事実に集中する
・自分の正しさを証明してくれる事実だけ集める
・自分の希望的観測に一致する事実を集めようとする
・自分の偏見を正当化する事実を好む
・自分に好都合な事実を探そうとする

これらは故意にやっているのではなく、ほとんど無意識に選んでしまうことが多いんです。

個人的に望ましいと思われることはすべて「これが真実だ」と思いやすい。

そしてそうではないものを突きつけられるとムッとして無視したくなる。

これでは市場調査で答えが見つからないのもうなずけます。

どうすればいい?

感情を締め出せばいい。

でも、悩んでいるときは感情が揺れ動いているから、意外と難しいんです。

そこで……。

「これは第三者に頼まれた調査だと思い込む」という方法があります。

誰かのためにどうしても必要な調査だと思うようにする。

そうすることで比較的冷静な情報収集がしやすくなります。

問題を解決するための最初のステップは事実の把握です。

ただし、ここを見落とさないでくださいね!

事実は冷静に集めたものであること。

感情的に集められた情報は、いくら多くても役に立ちません。

一方、冷静に集めた情報なら、ポスト・イットに書き出していくつかのグループに分類しただけでも、課題の半分を解決してくれます。

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

京都/天橋立
Canon PowerShot G7X

 


yoshimi‐07-1200px

市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

 


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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
吉見 範一(よしみ のりかず)

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