マーケティングって自社の商品を売るために、他社よりもどれほど優れているかをターゲット(対象顧客)にストレートに伝えて納得させることだと信じている人が多い。
幅広い解釈があってもいいとは思うけど、でも、その解釈は本質からズレています。
いかに優れているかを前面に押し出して競合他社と競い合うことじゃないんです。
まして売れない商品をあたかも素晴らしいものであるかのように誤解させる販売方法でもありません。
マーケティングとは基本的に「自社こそが本物である」と認めてもらう活動です。
クライアントのアミリールの場合。
大手企業とのお付き合いも多い下着製造のプロが独自に開発した女性用の下着のブランド「アミリール」は、女性の身体をギュウギュウ締め付けて見た目を取り繕う、いわゆる矯正下着ではありません。
働く女性の動きを束縛することなく、かつ女性らしい自然体の美しさをアップさせてくれる下着です。
締め付けるのではなく優しく包み込むという発想が原点となっており、女性らしい美しい自然なラインを実現するために数十カ所もの改善を行っています。
たとえば女性の肩に負担がかかる細いヒモにもいくつもの工夫が施され改善されています。
デザイナーの小林由実さんは、なぜそこまでこだわるのか。
他社とは一線を画す独自のコンセプトから誕生した「働く女性を守る下着」という新しいカテゴリーの製品だからです。
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マーケティングとは何か
これをアミリールに当てはめて考えてみると……。
「アミリールこそがこのカテゴリーのなかの本物である」という事実をどうやって認知してもらうかを考えて実践するのがマーケティングです。
ありふれた商品をさもよさそうに見せて売る方法ではありません。
では、あなたが扱っている商品はどうだろう。
どのカテゴリーを代表する商品と呼べるのだろうか。
「自社の製品こそこのカテゴリーのなかの本物である」と、どうやって認知してもらえばいいのか、考えていますか。
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横浜
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吉見 範一(よしみ のりかず)
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