ああ、また同じだ。

「誰のために、どう役立てるのか」

不思議なんだけどね。

このシンプルな質問に対して、その場であわてて取りつくろったような回答をする経営者に、私は何人も会っています。

セミナー受講後の質問タイムが終わり、帰り支度を始めるころになると、「名刺交換、よろしいですか」と私のところへやってきて、「ちょっとお聞きしたいんですが …… 」と質問を切り出す。

受講者全員の前では、手を挙げて聞くのはちょっとためらいがあるんでしょうね。

受講者の半分以上の方が退室されたあと。

こういう場面のやり取りのほうが、本音が聞けることがあります。

なので私は、この時間をわりと大切にしています。

 

 

話を聞いてみると、集客に困っていたり、販売実績が思わしくなかったり …… 。

そこで、この質問を投げてみる。

「誰のために、どう役立ててもらいたいのか」聞いてみると、ここら辺がどうも怪しいんです。

商品のメリット。
他社との優位性の訴求。
さらに低価格での販売。

まあ、早い話。

ライバル企業が、だいたいみんなやっていることですよね。

差別化がうまくいっていない。

選ばれる理由が見当たらないんです。

ここに、もし共感のストーリーがあれば、強くなるのにって思うんですよね。

モノで差別化は難しい。

低価格で差別化は、もっと難しい。

だったら、ストーリーで共感を得るほうが、ずーっとたやすい。

 

 

だって、ほとんどの人がやっていないんだもの。

驚くほど真剣に取り組んでいない。

ってことは …… 。

やったもん勝ちになるんですよね。

…… まあ、だから私は、しつこく聞くんです。

「で、誰のためなんですか?」って。

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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