移動手段のひとつとしてみれば、自転車はモノになります。
同じ自転車でも、自分のライフスタイルなど自己表現にあわせて選びたい願望がある、となるとコトになる。
私がベースを選ぶとき「音が出ればいい」と考えれば、安物でも音程がしっかりしていればいい。
このときベースはモノです。
一方、自己表現の一部としてとらえればコトになる。
主張したいスタイルに合わせて選びます。
購入したいのはモノなのか、コトなのか……。
モノがないときはモノが欲しかった。
モノを売れば、モノが売れた。
でもモノの普及が進むと、もっと自分にピッタリのモノを探すようになります。
「差しあたり欲しいものがない」という若い人が多くなったと日経新聞で紹介していました。
最近はモノではなく「旅行に行きたい」とか「資格をとりたい」といったコトにお金を使う傾向がますます強くなっています。
モノだけ見せても心は動きません。
同じようなモノが普及すると選択が鋭くなる。
やりたいコトにマッチしているかどうかでモノを見るようになるからです。
モノとしてとらえるか、コトとしてとらえるか……。
自転車でも、楽器でも、あなたが扱っている商品でも、モノとして売るのではなく、「コトを売る」と考えるだけで商品の見せ方、伝え方が大きくかわります。
差別化のポイントはモノを中心に考えていても見つからないことが多いんです。
アンケートや対面調査など、何度も実施して利用者の頭の中にあるコトをあぶりだし、そこを狙って差別化を考えてくださいね!
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)
「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/
経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰

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