講師のキャリアが長くなると研修の本題ではなく、プレゼンのコツを教えて欲しいというリクエストがよくあるんですよね。

セミナーでは基本的にスライドを使わないので他の人と違いが目立つのかもしれません。

私の場合はスライドを使うと受講されている方たちの反応が把握しにくくなるので使わないだけですが、人と違うプレゼンをやりたいという気持ちもわかります。

人と違うプレゼンをやりたいと思ったら、人と違う努力をしないと覚えられない。

では、人と違う努力ってなんだろう?

差を作るってことなんだけど私の基本的な方針は「知識で差をつけるのは他の人に任せておけ」です。

乱暴ですよね。

でも知識は本を読めば手に入ります。

だから知識を中心に据えてプレゼンを展開すると、どうしても他の人と似たり寄ったりになりやすい。

それよりも私のプレゼンだからこそ知りえる情報を提供したいんです。

調べればわかる知識を伝えることをメインにはしません。

では何を伝えるのか。

それは体験してわかったことを伝える。

これがベースになっています。

私は阿波踊りについてプレゼンはできません。

日本三大盆踊りだということは知っています。

でも体験したことがない。

一方、JR徳島駅前の郵便ポストの上に置かれている阿波踊りのブロンズ像の撮影についてならプレゼンができます。

なぜなら撮影は体験したことだから。

さらに伝えたいことは何か。

だれに伝えたいのか。

伝えた結果どうして欲しいのか。

ここがはっきりしていれば堂々とできます。

商品説明とプレゼンは違います。

プレゼンは伝えたいことを伝える方法のひとつです。

商品の解説がメインではない。

知識で語るな。体験で語れ。

これがプレゼンのコツです。

 

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

徳島
Canon PowerShot G7X

 

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰