コンサルティングの帰り道。

情報発信ツールの見直し作業を共同で取り組んでいる ASAP の及川さんと今後の見通しについて話しながら歩いている途中で見つけたコインランドリーのお店はでかい。

明るい。

スペースがゆったりしている。

そしてキレイ!

私が知っているコインランドリーとは全く違う。

昔は銭湯に併設されていました。

利用者は洗濯機を持たない学生とか、独身の一人暮らしとか、単身赴任の男性がターゲットだった。

調べてみたら、すでにこうした大型のコインランドリーの新規出店数はコンビニを抜く勢いで急増していました。

コインランドリーに限ったことではありませんが、急成長しているということは市場の変化にマッチしているからでしょうね。

昔と今では生活が変わっています。

生活が変わればこれまでにない潜在需要が生まれてきます。

少子高齢化によってこれまでになかった新しい市場が生まれるとしても、だれかが出現させる前は市場が見えません。

新しい市場が足元に隠れているけど視覚化できないし、数値化もできない。

そもそも消費者も気づいていない。

だからリサーチしてもひっかからない。

ありそうだなと思ったら、観察して、仮説を立てて、本当に必要かどうか、何度もテストを繰り返して検証していくしかない。

すぐに動けと言っているのはそこなんです。

「もしかしたら」と思ったら今すぐできることをやってみる。

小さなテストを乱発して探っていくのが一番確実。

最初にこの大型コインランドリーを仕掛けた人はターゲットをどのように絞り込んだのかはわかりません。

でも新しい市場を察知して、テストをして、観察してきたに違いない。

・花粉症患者が多い
・アレルギー対策で布団や毛布の丸洗いをしたい人がいる
・超高層マンションが増えたから、きっと部屋干しが増えたはず
・自宅で介護する人も増えた
・クリーニング店に出しにくいシーツ類もあるだろう
・女性の社会進出も増えたから時間を節約したい人がいる

こうした状況からターゲットを絞り込んだとすると、浮かんでくるのは……。

・店内は広く明るく
・清潔感を前面に打ち出す
・若い女性が入りやくする
・Wi-Fi  が使える
・くつろげるスペースを用意する
・ポイントカードでリピートをうながす

などが考えられるし、実践しています。

その結果、従来のクリーニング店が減少しています。

大型のコインランドリーが急増している。

このように今までなかったものがあっちこっちに登場するようになったら調べてみてください。

利用者が多いところ、人が集まっているところに行ってみると多くのことが学べます。

応用できるヒントがあふれている。

 

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

横浜/都筑区/センター北
Canon PowerShot G7X

 

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰