本を読まない人は論外として、読めばそれだけで実社会で通用するのかというと、そうはいかない。

対面営業とか対面販売は知識だけではうまくいかないことがよくわかります。

本を読んでいる人の中には、頭の回転も速いし、記憶力もいいし、集めた情報量も多いのに、一向に成績が伸びない人を何人も観てきました。

やはり社会に出て求められるのは、文字を読む力だけではなく、目の前で起きている現状を読み解く力です。

 

そうは言ってもこれは本を読むよりかなり難しい。

「相手をよく見なさい」と言われ、よく見ているつもりになっているけど見えていない。

だれもが見ているつもりになっているけど、現状となるとさっぱり読み取れていないんです。

たとえば「この販売方法に関してどう思うか」という質問に対して、意見と理由について何も言えない人が多いことに驚く。

「よくわからないのですが、なんとなくこうだと思います」程度のことしか言えないとしたら、営業としては役に立ちません。

 

 

学校の成績は優秀かもしれないし、本を読んで暗記することは得意かもしれない。

ですが現状を読み解くというのは、単に知るということではありません。

営業で問われるのは目の前に置かれている現状から、その意味や背景、また影響が及ぶ範囲や関係性などを読み解くことができるかどうかです。

ところが本から知識を得ることが得意な人ほど、このあたりのセンスとなるとどうも怪しくなる。

目に入ったものを知識と結びつけてわかった気になりやすいのかもしれません。

 

では、どうすればいいのでしょうか。

残念ながら正解はありません。

読み解く力を育てていく方法は各自で工夫するしかない。

私がおすすめしているのは、私が商談のときやコンサルのときにやっている方法です。

体得するための方法のひとつにすぎませんが、とりあえず試してみる価値はある。

白紙のA4コピー用紙を取り出して図を描きながら相手の話を整理していったり、自分の考えをまとめていく方法です。

考えを図形に落とし込みながら説明するクセをつけると今まで見えていなかったものが見えてくるようになります。

見えないものを見る。

見えているものの奥になにがあるのか。

現状を読み解くこと。

見えているものの背景や関係性を意識することで見えるものが変わってきます。

これはあらゆる仕事に通じることなので、あきらめずに挑戦し続けてくださいね!

特にマーケティングを構築するためには必須です。

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

石川県金沢市
Canon PowerShot G7X

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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