理論的に美しいとか、最新のテクノロジーを取り入れたとか、心理学を応用した高度なテクニックとかを使いたがるけど、対面営業はもっと初歩的なことをこなせるようになったほうがいい結果につながります。

あなたは訪問先で自分の営業トークを録音して聞いたことがありますか?

私は初めて自分のトークを聞いたときは本当にビックリしました。

ダメだ。

これじゃ伝わらない。

何を言いたいのかさっぱりわからないだろう!

早口になりすぎている。

話がつながっていて長すぎる。

よく息が続くなと思えるくらい長い。

ちょっと再生しただけでわかった。

断られて当たり前。

というか私のトークは「とっとと断ってください」とお願いしているのと一緒だった。

だったら直せばいい!

 

 

ところがね。

できないんですよ。

わかっちゃいるけど、そうは簡単に直せない。

直そうとしたのはトーク全体ではありません。

たったひとつだけ。

とりあえず、せめてもう少しゆっくり話せるようになろうと思った。

そうなんです。

ゆっくり話せばいいだけのことなんですがね。

それがすぐにできそうで、やってみるとまったくできない。

そのうち録音するのがイヤになってきた。

それでも録音して再生して……。

何度も繰り返していたら、部分的にできるようになったんです。

たとえ部分的でも、商談中に自分が話している速度を意識できるって、当時の私にとってはすごいことだったし、少しずつコントロールできるようになったときは嬉しかった。

おもしろいもので話す速度がコントロールできるようになると、トークの組み立ては同じでも伝わりかたが断然違ってくる。

落ち着いたテンポで話すだけで、商談がスムーズに進むようになってきた。

そうなると自然と受注の件数も伸びます。

 

 

そして思った。

自分のトークを客観的に意識できるようにならないと、どんなに素晴らしいトークを用意しても、どんなに工夫したツールを用意しても、なにひとつ使いこなせません。

話を聞く状況がつくれなければ意味がない。

そのためには、自分のトークを客観的に意識できるようになることです。

習得するなら録音がベスト!

それも、たったひとつでいい。

私は話す速度だった。

基本的なことが確実にできるようになると対面営業のスキルは一気に上達します。

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

青森/猿賀神社
Canon PowerShot G7X

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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