コロナが流行ってからクラスターという言葉を頻繁に耳にするようになりました。

疫学で使われるクラスターは特定の疾患が異常に高い発生率の集団を指す言葉として使われていて、なんとなくマイナスのイメージが強いけど、私が最初に知ったのは非常時の常備用飲料水の説明で使われていた水分子の集合体を指すクラスターだった。

のちにマーケティング用語で何度も触れることになったけどね。

クラスター分析は似たもの同士を集めてグループに分ける統計的な分析手法のことですが、販売戦術を考えるときは、お客さんたちで気の合う人同士とか、同業者とか、顔見知りとか、会えば情報交換をするようなグループをクラスターと呼んでいました。

 

 

このクラスターを見つけると紹介が生まれやすくなるのですが、多くのクラスターは内側に向いていて、外に広がっていかないんですよね。

仲間同士のつながりが強くて、身内のような感覚というか、その中だけで交流が完結しています。

なので、ひとつのクラスターの中で紹介が増えてくると、そこから先につながるような広がりが鈍化していきます。

そこで助けてもらったのはクラスターと弱いつながりの人なんです。

たとえばクラスターAと弱いつながりの人ってクラスターに縛られていない分、行動範囲が広いので、ふたつ以上のクラスターの間をいったりきたりしながらクラスターBや、クラスターCとも弱いつながりを持っていることが多いんです。

クラスターとクラスターを結ぶ橋のような存在と言ってもいいかも。

 

 

こういう人と懇意にしていると顧客の多いクラスターとは別のクラスターにアクセスしやすくなります。

あなたの周りにもいませんか。

誰かを敵に回すようなこともなく、市場の競争とは無縁のようなポジションで、いつも一人で気楽にやってるように見える人。

新しいクラスターを紹介してくれる人って意外とそういう人なんですよね。

他のクラスターを見つけるときにいつもお世話になっていました。

売り込みの押しの強さだけが営業の強さではなかったりします。

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

青森
Canon PowerShot G7X

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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