2014.03.08_07
横浜
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LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.

 

チョロチョロでいい。たとえどんなに少ない水量でもいいので、最初に小さな流れを作ることが大切なんです。

例えば上流に大きな湖があって、大量に水が溜まっていたとしても、一気にこちら側に流し込もうとするとあっちこっちで予期せぬことが起きやすい。

最悪なのが、ドーッと流れてくると思って大金を投じて先に大掛かりな用水路を造ってみたけど、いつの間にか水位が下がっていて一滴の水も流れてこなかったなんてケースもありえるんです。

意外に思うかもしれませんが、マーケティングで最も軽視されがちなのが小さなテストです。冷静に考えれば誰だって「テストをした方がいい」って言います。

ところがですね……。

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自分が思いついたマーケティングのアイデアを身内に語って「いいね!」って言われると知人に語りたくなるんです。そこでまた「いいね!」って言われると嬉しくなるから、また他でも話す。

そうやって何度か話していくうちに「これは絶対にイケる」と自信が出てきます。そうなると小さなテストを省略したくなるんですよね。

「今がチャンスだ! 一気にいくぞ!」って舞い上がって、ドーンと投資して勝負してみたくなる気持ちもわからなくもないけど、中小企業がいきなり大勝負に打って出るのは、あまりにもリスクが高すぎます。

仕組みを創るというのは、何も大掛かりなことをやる必要はありません。それよりも確実な流れを創ることを優先してください。

最初はチョロチョロでいい。どんなに小さな流れでもいいので、目的地まで貫通させることが大切です。そして貫通させたら、お客様が本当に喜んでいるのか、自分の目で確かめてください。

そのうえで、どこで流れが滞るのか、脆弱なポイントがないか、ムダな箇所がないかなど改善を重ねていきます。そうやってスムーズな流れを確認しながら徐々に容量を増やしていく方が賢明です。小さなテストなら何度でもやり直しができます。焦らないで!

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市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

 

 ▼ 新規開拓の問題点は、これで解決!

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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