2014.07.18_03
関東上空
Nikon COOLPIX P310

 

飛行機の窓から雲を眺めるのが好き。気持ちがいいんです。

飛行機を利用するたびに驚くのは、上空から眺めている景色ではなく飛行場で働く人達の動きです。

あらゆる作業行程が細分化されている。あらゆる作業工程がシステム化されている。到着して出発するまでの業務が見事に分担されている様子をみるたびに営業の仕事もさらに分業する必要があるなって思い始めるんです。

全国各地でお話しを伺っていると、ひとことで説明できない商品が多く、説明に慣れているはずの営業担当者の話しを聞いていても歯切れが悪い。どの業界でも業務環境が複雑化していることがよくわかります。どんな商品なのか簡単に表現するのが難しいことが伝わってくる。それくらい複雑な説明を要するケースが増えています。

しかも最近はコンサルティング的な業務も求められる。ますます営業担当者は複雑な知識に精通しないと対応しきれない状況なんですよね。

ある程度なら個人でもカーバーできますが、あれもこれもとなってくると営業マンの熱意だけではとても無理!

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日頃から営業のことばかり考えていると、空港の仕事のように作業を分担して専門に特化する方式につい注目してしまう。それにしても見ればみるほど分業、細分化、そして連携プレーの見事なこと。

実は、ここまで見事に作れなかったけど、一応この方式でチームを作って営業部隊全員で目標に向かったことがあります。

アポならアポだけ、説明なら説明だけという具合に営業の仕事を細かくして、ひとりひとりの営業担当者が受け持つ範囲を単純化したんです。

分業にすると、ひとりが同じ仕事を繰り返すようになります。自動的に仕事の習熟度が増す。より専門的な知識や経験が累積します。そこから新しい知識を創造しやすくなるんです。

たとえば、それまでは、ひとりに接客と伝票の処理とメンテナンス、そのついでに配送もやらせていたのですが、あるスタッフを選んで配送に専念してもらったら、あっという間に効率のいいルートを探してきました。数週間後にはさらに改善された曜日ごとのルートを編み出して、その日から効率がグーンとよくなりミスが減った。

複雑な営業の業務を単純化する。複数のスタッフに振り分ける。そうすることでそれぞれのプロが集まっている集団が生まれます。

これはひとりひとりにすべてを任せているときより、はるかに個人の能力を超える。

 

 

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市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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