何が足りないのか、わかる?

自社商品がいかに素晴らしいかを100回唱えても、相手には1ミリも響かない。

むしろ「また始まったよ」くらいに思われるのが関の山。

大事なのは「比較」なんだよね。

比較っていうと、すぐライバル社を持ち出す人がいるけど、そこじゃない。

比べる相手は、目の前のお客さんが日常で使い倒してる “あれ” 。

自社の旧型かもしれないし、まったく別ジャンルの道具かもしれない。

何と比べたら、この人の頭の中で「ああ、あれね」って連想ゲームが始まるか。

そこを探し出すのが先決です。

 

 

「じゃあ本人に聞けばいいじゃん」って思うでしょ?

甘い!

試しに聞いてみてよ。

そう簡単に手の内なんて見せないし、だいたいするりとかわされるのがオチ。

だから、その前段階がすべて。

結局いつも、そこに行き着くんだよね。

初対面の相手との間にそびえ立つ、“警戒心”っていう透明な壁。

これをどう切り崩すか。

ここをスルーして一方的に話し始めるから、みんな盛大につまずくんだよね。

正直に言っていい?そもそも相手に興味ないでしょ。

「この人、買うかな?」
「どうやって説得してやろう」

とか、自分の都合ばっかり透けて見えてる。

だとしたら……。

営業って、ただの苦行でしかなくなると思う。

 

 

売り込むことより先に、相手の頭の中をのぞき見する。

「今、何を考えてその顔してるの?」って想像し始めると、こちらから発する言葉のチョイスが変わってくる。

すると「あれ? なんかいい感じだぞ」ってなるんですよね。

と、同時に警戒心の壁が勝手に低くなっていく。

そこが繋がった瞬間が、たまらなく面白い。

営業って、実はめちゃくちゃクリエイティブな仕事なんだよね。

苦行なんかじゃない。

むしろ知的な遊びに近いかも。

さて。

まずは目の前の人の「頭の中」を想像するところから、始めてみませんか。

外れたら外れたで、ネタになるし。

 

ここまで読んでくれたあなたの頭の中は……。

今『ちょっと長いな』って思いましたね?

正解! ← だったらもっと簡潔にまとめろ! (――;

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

東京/中央区
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰