指先を動かすのは脳の活性化にいいと本に書いてあった。
そんなこともあって、少し前に30年以上封印していたベースを引っ張り出してきました。
ケースを開けたらベース本体の金具は曇っているし、ストラップはボロボロになっているし、弦は伸びきっているし、ケーブルは風化して固くなっているし、プラグは錆びているし……。
とりあえず新しい弦を買わないことには練習もできません。
検索してみたら関連商品の種類が多いこと。
弦もアンプもエフェクターも、こんなに種類があるのか!
30年ぶりに見た楽器の世界は大きく変わっていました。
あまりにも種類が多くて選べないんです。
写真を見てもなんだかよくわからない。
ネットで探すことをあきらめました。
横浜駅のすぐ近くに楽器専門店があったので迷わず直行。
店員さんに相談しました。
私の希望を伝えるとすぐに何点か選んで、それぞれの特長を説明してくれた。
自分がお客の立場になってみると、接客のレベルがよく見えますね。
店員さんの専門はギター。
趣味でバンドを組んでいるそうです。
基本的に音楽が好きなんですね。
バンドが好きな人が好きだということも伝わってきます。
どんなジャンルで、どんな音を求めているのかなど、質問も的確でした。
弦だけを購入するつもりだったけど、その他の関連商品まで一緒に購入してしまった。
自宅に戻って、最近の楽器の傾向を調べようとあっちこっち検索していたら、楽器店で購入するよりもネット通販の方がもっと安く買えることが判明!
でも、私は次もまたあの店員さんがいるあの店で購入します。
私はネット通販では選べなかった。
店員さんに相談したことで、希望する商品を選ぶことができた。
選び方を教わり、用途によって使い分けるとしたら、どこを注意すればいいのかも詳しく教えてくれた。
専門分野の豊富な知識もあるけど、それよりも私の好きなサウンドに理解を示してくれたことが嬉しかった。
他にも、ちゃんと相談にのってくれたこと、売りの圧力がなかったことなど、いくつかの理由が考えられるけど、実は「この人は信頼できる」と思ったからなんですよね。
もし仮に、この店員さんがここを辞めて他の店にいったら、次もこの店を利用するのだろうか?
ちょっと怪しい。
お客様は店のファンになるというより、その人のファンになるんですね。
体験するとよくわかる。
自分がお客の立場になったときは、常に自分の気持ちの変化を観察してくださいね。
マーケティングのヒントは、体験したことの中に転がっています。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
Canon PowerShot G7X
◆ この記事を書いた人
吉見 範一 (よしみ のりかず)
代表:= Y’s CLUB =
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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